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さまざまな照射の測定方法

次の表は、さまざまなタイプの照射を測定するために必要な測定器を示している。

GHI:全球水平放射照度

水平面が上方から受ける放射線の総量。この値には、直接法線照射(DNI)と拡散水平照射(DHI)の両方が含まれる。

アプリケーション

  • 固定式太陽光発電設備
  • MCP(メジャー・コレリレート・プレディクト)評価を行うためのソーラーデータベースとの比較

測定器:

GTI:グローバル傾斜照射

傾斜面が上方から受ける直達放射と拡散放射の合計量。GTIは、固定設置された傾斜型PVパネルのエネルギー収量を計算するための概算値。

アプリケーション

  • 固定式太陽光発電設備

測定器:

  • 太陽電池モジュールと同じ角度に傾いた日射計
  • リファレンスセル

DNI:直接通常照射

直達日射とは、上空の現在位置で太陽の方向から一直線にやってくる光線に対して、常に垂直(または法線)に保持された表面が単位面積当たりに受ける日射量のことである。

アプリケーション

  • 集光型太陽熱発電(CSP)
  • 集光型PV(CPV)
  • 固定式太陽光発電設備

測定器:

DHI:拡散水平照射

拡散水平放射とは、ある面(日陰や影のない面)が単位面積当たりに受ける放射の量のことで、太陽からの直接の経路で到達するのではなく、大気中の分子や粒子によって散乱され、あらゆる方向から均等にやってくる。

アプリケーション

  • 固定式太陽光発電設備
  • GHIの冗長性計算 → GHI = DHI + DNI – cos(θ)

測定器:

  • 太陽追尾装置に設置されたシャドーボールまたはシャドーリング付き日射計
  • 回転式シャドーバンド照射計