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温度湿度センサーの知識

温度センサーは空気の温度を測定し、湿度センサーは空気の湿度を測定します。両センサは、コスト削減のために組み合わせて使用されることがよくあります。

空気湿度の計算が風況評価に直接影響することはありませんが、このパラメータを知ることは、測定地点に氷が堆積する潜在的な危険性を評価するのに役立ちます。

温度湿度センサーは、地球の熱放射から十分な距離を確保するため、常に少なくとも10mの高さに取り付けてください。

AEP計算における測定誤差の影響

気温と気圧はAEP(年間エネルギー生産量)に大きく影響します。そのため、IEC 61400-12-1に よると、風力測定キャンペーンでは温度と気圧を測定する必要があります。

風力は温度の逆数1/T(ケルビン単位)に直線的に比例します。15℃の場合、温度測定に1℃の誤差が生じると、AEPに0.35%の誤差が生じます。標準規格IEC 61400-12- 1は、温度に対する感度係数がcT,i ≈ Pi / 288.15 Kである関係を規定しています。

そのため、IEC 61400-12-1では 気圧と温度の測定が義務付けられています。

湿度の影響

気温が高ければ、湿度がAEPに与える影響は大きいかもしれません。

  1. 海面で気温20℃の場合、空気密度は湿度0~100%の間で1.2%変化します。30℃では2.0%、40℃では4%変化します。
  2. 高温の場合、IECは湿度も測定することを推奨しています。